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米国輸出コントロールリフォーム規則が発行

2009年8月に、オバマ大統領は米国の輸出コントロールシステムの包括的見直しを指示し、米国のシステムが、経済や技術の状況変化を確実に反映できるようにすることを求めました。その時から、省庁をまたがるチームが、1977年以降では最大となる貿易コントロールリフォーム(ECR)イニシアチブに不断の努力を重ねてきました。SEMIはこの見直しプロセスの全体にわたり、商用にも軍用にも使用可能な品目(dual-use goodsと呼ばれます)を輸出する装置・材料企業に、リフォームで意図された利益が確実にもたらされるよう、積極的に関与しています。

大統領は輸出コントロールリフォームを年末までに完了するという目標を公式に述べ、政府関係者は、その方向で4月に大きく前進しました。4月16日には、米国国務省および商務省から連邦官報が発行され、軍用およびデュアルユース品目を管理する規則改正についての詳述が告示されました。中でも重要となるのが、「specially designed」の定義変更です。この用語は、ほとんどのパーツおよびコンポーネントの輸出許可上の取り扱いを決定するものです。SEMIは会員と協力して、2012年に二度にわたり商務省に意見書を提出し、この用語の明確で曖昧さのない説明に対する支持を伝えました。

4月16日の告示は、「specially designed」の定義を、「キャッチ・アンド・リリース」方式に変更しています。新たな定義ではまず数多くを捕え、ついで複雑な一連の基準と例外規定に基づいてパーツまたはコンポーネントが「specially designed」に当たるかを判断し、最終的にはそのほとんどを逃がします。リフォームの第一の目標は、プロセスを効率化し、米国企業の負担を軽減することですから、「specially designed」の定義それ自体が失敗であることは確かです。とは言うものの、このような古いシステムをオーバーホールし、大きく異なる2つの管理リストを統合した4月16日の改正は、近代化と改善に向けた心強い数多くの兆候を示すものです。

デュアルユース製品の輸出企業にとって、米国の法律への適合を担保するため、この定義変更に関して政府の活動に積極的に関与することが大切です。最近発行された規則は最終版ではありますが、現在はまだ議会による審査が続いており、施行されるのは2013年10月15日以降となります。御社に変更による影響が考えられる場合、またSEMIの輸出管理に関する活動について詳しい情報を希望される場合は、SEMIの北米地区パブリック・ポリシー担当マネージャ Taylor Sholler(tsholler@semi.org)までご連絡ください。

(初出 SEMI Global Update 2013年5月号)