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2020年2月12日

中国武漢市で多数発生した肺炎患者から発見され、昨年12月31日に世界保健機関(WHO)に報告された新型コロナウイルス。その感染拡大は、中国旧正月(春節)の休暇を終えても勢いが治まりません。武漢市を封鎖したにもかかわらず、感染は国境を越えて広がり、日本でも中国渡航経験のない方の罹患にまで及んでいます。

感染拡大、さらには人から人への感染確認を受けて、WHOでは1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言、また米国務省は2月2日に米国民の中国への渡航を禁止しました。SEMIは深刻化する事態と国際機関や政府の勧告を鑑みて、SEMICONの出展者、来場者などの関係者の安全確保のため、2月のSEMICON Koreaの中止(https://www.semiconkorea.org/en)、3月のSEMICON Chinaの延期(https://www.semiconchina.org/en/1150)を発表いたしました。

中国の製造業における国際的重要度は、SARSコロナウイルスが流行した2003年とは比較にならないほど高まっており、新型コロナウイルス感染症の影響は世界の半導体産業に重大な影響を及ぼしています。半導体製造装置市場を見ても、中国の装置購入額は2003年から2019年の間に11倍に成長しており、2019年の購入額129億ドルは世界市場の22%に当ります。

 

グラフ

中国の半導体製造装置購入額(百万ドル)と世界シェアの推移
(出所: SEMI 2019年末半導体製造装置市場予測、2019年12月)

 

SEMIでは爆発的な成長を続ける中国の情報をお届けするため、Window on Chinaというポータルサイトを運営しています(https://www.semi.org/en/news-resources/window-on-china)。ここには全世界の中国半導体産業に関連する英語報道が収集されており、新型コロナウイルスの影響に関する記事も掲載されています。日本の各種メディアを通じた情報収集に加えて、グローバルな視点での認識を持つことが国内半導体関係業界にとって不可欠となるでしょう。

 

Window on China WEBページ画像1

Window on China WEBページ画像2

 

SEMI以外の新型コロナウイルス感染影響の情報源として、主要なものをご紹介します。

 

 

 

  • CDCは、新型コロナウイルスに関する必須情報・医療従事者向け情報・研究者向け情報・公衆衛生担当者向け情報・リスクアセスメント情報・ニュースを掲載するサイト(https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/index.html)を公開しています。

 

 

こうした情報源を通じて様々な疑問を解決することが可能です。例えば、中国から届いた手紙、荷物、製品に触れることで危険はあるのでしょうか?WHO、CDC共にリスクはない、あるいは非常に低いとしています。

また国内主要機関のリンクをご案内します。

 

 

 

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大はSARSを上回ったとも、死に至る危険性は比較的低いとも報道されています。皆様が幅広い情報収集を通じてより正確な理解を深め、企業の従業員や顧客の安全を確保し、ビジネスへの影響を最小化されることを願っております。