downloadGroupGroupnoun_press release_995423_000000 copyGroupnoun_Feed_96767_000000Group 19noun_pictures_1817522_000000Member company iconResource item iconStore item iconGroup 19Group 19noun_Photo_2085192_000000 Copynoun_presentation_2096081_000000Group 19Group Copy 7noun_webinar_692730_000000Path
メインコンテンツに移動

年央アップデート ~年初から続く好調な数字、2014年は成長の年と予測~

SEMI市場調査統計部門 ダン・トレーシー

2014年は幸先のよいスタートとなりました。WSTS/SIAの報告によると、4月までのIC出荷数は力強い成長を見せており、SEMIの調査によるシリコン出荷面積およびリードフレーム出荷数のデータも前年比で堅調な成長を示しています。

 

また、第1四半期には大手パッケージング企業の多くがウェーハバンピング、ウェーハレベルパッケージング、その他の高度なアプリケーションに向けた2014年の設備投資計画を上方修正しています。もちろん、計画どおりに進むかどうかは今後の景気次第ですが、エレクトロニクス機器に対する強い需要を背景に経済状況は全体的に上向いており、半導体業界の成長に対する見通しは明るいものになりつつあります。

業界では以前から、市場動向の予測の手がかりとなるパターンや指標が待ち望まれてきました。もっとも、計画対象期間が長くなるほど未知数と不確定要素が増えるのはあらゆる予測に共通することで、最先端の半導体製造の設備投資に関しては特にそう言えます。半導体装置市場の場合、今年末までの見通しを得るには「単純受注額モデル」が適しています。これは、今年第1四半期の装置受注額の前年同期比伸び率と、今年全体の装置支出の前年比伸び率の相関を表したもので、年間の装置支出の伸び率に関しては、少なくともその方向性と大きさをかなり正確に予測できます。

2014年第1四半期の世界全体の受注額は前年同期比で約27%増加しており、これを単純受注額モデルに当てはめると、2014年の装置支出は前年比15~20%の伸び率と予測されます。年初来の装置出荷額も堅調に伸びており、2014年4月までの出荷額は前年比30%に近い伸び率を示しています。結論として、2年間続いた装置出荷額の減少傾向の後、2014年は支出が前年比プラスに転じるものと予想されます。

(初出 SEMI Global Update 2014年7月号)