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再生シリコンウェーハ市場は2012年に3億4,800万ドルへ到達の見込み

SEMI市場調査統計部門シニアアナリスト ローラ・チャムネス

世界の再生ウェーハ市場は、2010年には3億1,200万ドルであったと推測されますが、2012年までに3億4,800万ドルに到達すると予測されています。2009年の価格圧力により、300mmウェーハの価格は平均32%下落しましたが、2010年はさらに16%下落しています。

現在の再生価格は、サプライヤにとって採算ぎりぎりか、それを割っていることが報道されています。その結果、多くの再生サービス企業が、価格の回復を見るまでは、要員の補充や先進の洗浄技術への投資に消極的です。厳しいビジネス環境に直面し、最大手であったラサ工業は再生事業を、RSテクノロジーズ(永輝商事とGlobal Silicon Technologiesの合弁会社)へ昨年12月に売却しました。逆風にあいながらも、再生シリコンウェーハ市場では、21社以上のサプライヤが事業を継続しています。

日本は金額においても数量においても最大の再生市場であり、予測期間の範囲では今後もそのままでしょう。既存のファブ基盤と、日本における再生企業の重要なポジションがその理由です。日本の再生企業は、200mm以上の大口径ウェーハでは50%以上を占めており、アジア太平洋地域のサプライヤが30%で続きます。残りは欧州系および北米系企業から提供されています。

金額ベースでは、北米が台湾に代わって2010年に第2位となりました。台湾の再生サービスが厳しい値下げ圧力を受けたためです。日系サプライヤが市場を支配していることに変化はありませんが、アジア太平洋および北米地域の国内サプライヤの市場占有率が近年増加してきています。

2010年世界再生ウェーハ市場

Source: Silicon Wafer Reclaim Characterization Summary Report, January 2011

このほどSEMIが発行したレポート「Silicon Reclaim Wafer Characterization Summary」では、2010年の半導体向け再生シリコンウェーハ市場の詳細が明らかにし、2012年までの予測を提供します。世界市場は、北米、日本、欧州、韓国、台湾、中国、その他の7つの地域に分けてカバーされます。対象となる再生ウェーハは、半導体製造装置およびIC製造用途のものです。地域別の再生価格および再生能力も検討されています。

レポートの詳細および図表のリストについては、こちらを参照してください。(日本語ページは現在準備中です)

(初出 SEMI Global Update 2011年3月号)