SEMI、半導体気候関連コンソーシアムの設立メンバーを発表
~半導体バリューチェーンの温室効果ガス排出削減加速を目指す~
~COP27にコンソーシアムメンバーとSEMIが参加へ~
SEMI(本部:米国カリフォルニア州ミルピタス)は11月1日(米国時間)、半導体エコシステムからの温室効果ガス排出削減を加速するために半導体バリューチェーンの企業による半導体気候関連コンソーシアム(Semiconductor Climate Consortium:SCC)を設立し、60社以上が設立メンバーとして参画することを発表しました。
SCCメンバー企業およびSEMIの代表者はエジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されるCOP27期間中11月8日~10日に説明会(informational session)を開催します。説明会への参加希望やSCCの詳細についてはSCC@semi.org まで英文メールにてお問い合わせください。
SCCは、半導体バリューチェーン全体の温室効果ガス排出の削減に焦点を当てたものとして、半導体エコシステムで初の国際的コラボレーションとなります。SCCのメンバーは次の3つの指針に則って活動をします。
・協調 - 温室効果ガスの排出を継続的に削減するために共通のアプローチ、技術革新、コミュニケーション手段において足並みを揃える。
・透明性 - 活動の進捗とスコープ 1、2、3 の温室効果ガス排出量を年次発表する。
・野心的目標 - 2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に短期および長期の脱炭素化目標を設定する。
設立メンバーはパリ協定および1.5℃目標の達成に向けた関連協定を支持し、半導体バリューチェーンにおける気候変動対策を進める必要性について意見をひとつにしていることを表明しています。SCCはSEMI サステナビリティ・イニシアティブに参加する企業によって構想されており、SEMIサステナビリティ・イニシアティブは気候変動に限定することなく環境、社会、ガバナンス(ESG)問題へも今後焦点を当ててまいります。
SEMI の社長兼 CEO である アジット・マノチャ(Ajit Manocha)は次のように述べています。「この重要なイニシアチブでリーダーシップを発揮され、また持続可能性に向けたグローバル活動を支持いただいている半導体気候関連コンソーシアムの設立メンバー各社には拍手を送らせていただきます。各社は脱炭素化への重要なステップを踏み出されましたが、業界は一丸となってグリーンソリューションを開発し、ネットゼロに向けて前進していかなければなりません。バリューチェーンを構成するすべての企業がSCCに参加し、この重要なミッションに貢献することを期待しています」
半導体気候関連コンソーシアム設立メンバー65社
- 株式会社アドバンテスト
- 株式会社アイセロ
- AMD
- ams OSRAM Group
- Analog Devices
- Applied Materials
- Arkema
- ASE
- ASM
- ASML
- ASMPT
- Athinia™
- Axcelis
- Brewer Science
- DAS Environmental Expert
- Donjin Semichem
- DuPont
- 株式会社荏原製作所
- Edwards
- Entegris
- GlobalFoundries
- GlobalWafers
- Hermes-Epitek
- 株式会社日立ハイテク
- Imec
- Intel Corporation
- JSR株式会社
- KLA
- 株式会社KOKUSAI ELECTRIC
- Kulicke & Soffa
- Lam Research
- レーザーテック株式会社
- Longi
- Marvell
- Micron
- Microsoft
- Monument Chemical
- MYCRONIC
- Nanya Technology
- 株式会社ニコン
- NXP
- onsemi
- Ovivo
- Pfeiffer Vacuum
- Plexus Corp.
- Samsung Electronics
- Schneider Electric
- 株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ
- 昭和電工マテリアルズ株式会社
- SK hynix
- SkyWater
- Sphera
- STMicroelectronics
- 住友化学株式会社
- 東京エレクトロン株式会社
- 東京応化工業株式会社
- 株式会社東京精密
- 株式会社トリケミカル研究所
- TSMC
- UCT
- 株式会社アルバック
- UTAC
- VAT Group
- Western Digital
SEMIのグローバル・サステイナビリティ・プログラム担当副社長であるモウスミ・バット(Mousumi Bhat)は次のように述べています。「半導体気候関連コンソーシアムの設立メンバーの献身と支援には本当に感激しました。SCCのメンバーは業界が気候変動に与える影響を認識し、バリューチェーン全体の持続可能な成長を促進するためにコラボレーションに重点を置くことの必要性を認識しています。適切なサステナビリティの目標を設定し、将来の世代のために健全な環境確保に貢献できることを期待しています」
SCCの推進における次の段階は運営評議会の選出です。幅広いバリューチェーン分野を代表する評議員がコンソーシアムの優先事項を決定し、これをメンバーが主導するワーキングループが実行することになります。
半導体気候変動コンソーシアム設立メンバーからの参加コメントをご覧ください。
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