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2020-11-30

パンデミックの中で急伸する半導体製造装置市場販売額

COVID-19との戦いが世界で続く中、ここ数カ月の世界経済は、ウイルスの影響から回復への緩やかな道を歩み始めました。しかし、在宅での学習、勤務、さらには医療に至るまで、パンデミックの影響を受けた様々な産業のトランスフォーメーションの効果で、目覚ましい成長を遂げているセクターもあります―半導体です。

 

9月の半導体の売上は前年同月比で12%上昇し、2カ月連続での二桁成長となりました。1月~9月の合計売上も、前年同期比で5.5%増となっています(出所:SIA/WSTS)。

 

この上昇傾向は心強いものではありますが、2020年の半導体製造装販売額の伸びと比較すると色あせてしまいます。SEMIの統計によると、9月の全世界の製造装置販売額は76億ドルの過去最高額に急上昇しました。20201月~9月の合計販売額は、2019年の同期間と比較して23.6%増加し、510億ドルを突破しています。さらに2020年全体の半導体装置市場は、2018年に記録された過去最高記録645億ドルを上回る軌道に乗っています。

 

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半導体製造設備販売額の急増を後押ししているのは、中国、台湾、韓国の投資です。国内および海外資本による大規模なファブ計画が進行する中国は、今年初めて世界最大の装置市場になると予測されており、台湾は僅差で2位になる見込みです。韓国は3位市場となるでしょう。台湾と韓国の成長をけん引するのは、最先端半導体チップ製造のための設備投資です。

 

北米と欧州では、自動車および製造業がCOVID-19の影響を最も大きく受けたため、設備投資額は前年比で減少となりました。021年になると自動車生産がパンデミック前のレベルまで回復し、両地域における投資も回復することが予想されます。また、工場自動化も製造業の半導体需要を押し上げるでしょう。

 

地域別、装置カテゴリー別の販売額の詳細については、半導体製造装置市場統計レポート年間購読(EMDS)をご参照ください。