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2020-11-25

2020年は改善、2021年はさらに明るい

経済回復

世界通貨基金(IMF)が2020年と2021年のGDP成長予測を引き上げました(Chart 12)。世界全体のGDPは、今年4.4%減少し、翌年に5.2%増加するというものです。このような経済の好転は容易ではなく、優れた科学研究、政治的リーダーシップ、そして一般の人々の受容がなければ実現はできません。

 

10月のIMF予測の詳細についてはこちらをご覧ください。

 

 

世界の製造業の成長

サービス業(旅行業を含む)は依然として苦戦していますが、製造業は再び成長をはじめています。20209月の世界製造業PMI(購買担当者指数)は52.3に上昇しました。これは、前年同月(20199月)比では2%減ですが、前月比では9%増です(Chart 3)。ほぼすべての主要国で9月のPMIは上昇しています(Chart 4)。

 

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電子機器の季節的好転

世界の電子機器の月間出荷額を見ると、明らかな秋の好転を示しています(Chart 5)。2020年の前半は低調でしたが、この第3四半期は、季節調整をした実質データでも好転を示しています(Chart 6)。

 

現在の世界の製造業の成長サイクルは、主に季節的なものであり、通常の個人消費を中心とした成長は年末には収束し、再開は来年の夏の初めになる公算が大きいでしょう。

 

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半導体サイクル

世界の半導体チップや製造装置のビジネスサイクルは、電子機器を上回る好調を示しています。半導体の世界出荷額は上昇し、その先行指標である台湾のファウンドリーの売上高は過去最高を記録しています(Chart 7)。 半導体製造装置の世界出荷額成長率は、3ヵ月移動平均で半導体売上高成長率をリードしており(Chart 8)、世界の購買担当者指数は、少なくとも当面の半導体業界のさらなる成長を示しています(Chart 9)。

 

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今後の展開

今後数ヶ月間は、経済、パンデミック、政治的混乱が反映されるでしょうが、上記のIMFの予測が実現することが期待されます。

 

毎月の数字に注目しましょう。

 

Custer Consulting GroupのWalt Custer氏は、世界エレクトロニクス産業を専門とするアナリストです。連絡先:walt@custerconsulting.com