downloadGroupGroupnoun_press release_995423_000000 copyGroupnoun_Feed_96767_000000Group 19noun_pictures_1817522_000000Member company iconResource item iconStore item iconGroup 19Group 19noun_Photo_2085192_000000 Copynoun_presentation_2096081_000000Group 19Group Copy 7noun_webinar_692730_000000Path
メインコンテンツに移動
2021-04-13

クリティカルサブシステムの2020年TOP 10サプライヤー ドライエッチチャンバーの急増で、RF電源サプライヤーがランキングを急上昇

VLSI Researchは先ごろ、2020年の半導体関連製造業クリティカルサブシステムのトップサプライヤーリストを発表しました。リストを見ると、チップメーカーのサブファブで使用される製品のサプライヤーにとっても2020年は良いとしでしたが、製造装置に直接組み込まれる製品のサプライヤーにとっては、売り上げが倍増する企業もあり、最高の年となりました。

 

図1

半導体、FPD、太陽光発電産業へのクリティカルサブシステムのTOP 10サプライヤー。
半導体用が全体の売上の86%を占める。

ZEISSは首位の座を守り、2位にはMKS InstrumentsがEdwardsを抜いて入りました。Edwardsは除害サブシステム、ドライポンプの需要が伸びませんでしたが、MKS InstrumentsはRF電源の旺盛な需要が追い風となりました。電源のリーディングサプライヤーであるAdvanced Energyは、5位の堀場製作所との差を広げる結果となりました。VATの6位はかわりません。Ichor SystemsとUltra Clean Technologyは、何度も順位が入れ替わっていますが、今回はIchor Systemsが上回り7位となりました。ASMLは初めてTOP 10入りをし、荏原製作所の上の9位となり、Brooksは陥落しました。

ドライエッチチャンバーの出荷の急増が、RF電源とマッチング回路の需要を押し上げた主要因となりました。2020年のクリティカルサブシステム製品の平均成長率は18%でしたが、RF電源製品の2020年の成長率は52%であり、MKS Instruments、Advanced Energy、そしてComet(6位順位をあげて18位に上昇)がクリティカルサブシステム全体市場におけるシェアをあげることになりました。

 

図2

VLSI Researchのレポートでは、クリティカルサブシステムのTOP 10サプライヤーの占有率が頭打ちになっていることも強調しています。歴史的に、TOP 10サプライヤーは市場全体の中で合計シェアを伸ばしてきました。2000年代には、特に金融危機の後に大型のM&Aによって、クリティカルサブシステム市場の整理統合が進みました。しかし、ここ10年間については、TOP 10サプライヤーの合計シェアおおよそ50%で安定しています。現在は大手サプライヤーが市場で確固たる地位を築いており、M&Aによるシェア獲得の機会も少なくなっていることから、市場は均衡レベルに達していると考えられます。

 

図3

 

本稿のデータは、VLSI ResearchのCritical Subsystemsレポート(2021年3月版)の分析に基づいています。詳細についてはこちらをお訪ねください:https://www.vlsiresearch.com/public/csubs/.

John WestはVLSI Research Europeのマネージングディレクターです。

 

原文はこちら:https://www.semi.org/en/blogs/business-markets/top-10-critical-subsystems-suppliers-2020