はじめに
SEMIチュートリアルでは、SEMI規格に関する教育・技術トレーニングを提供しており、半導体業界の個人および組織が業務で深く関わりのあるSEMI規格をより深く理解し、その利用に関する技術的能力の向上を支援しています。対象となる受講者は、半導体製造装置や材料の設計、製造に携わるエンジニア、技術者、管理者を中心に業務知識としてSEMI規格の理解が必要とされる多くのビジネスマンとなります。
学びやすさ
本チュートリアルは、オンデマンド配信形式で、以下の特徴から受講者にとって利用しやすい環境で提供しています。
- フレキシビリティ:オンデマンド配信により、都合の良い時間に解説セミナーを受けることができ、忙しい方でも学習・育成の時間を確保しやすくなります。また、コンテンツには二倍速機能も搭載されており、学習の高速化が可能です。
- アクセシビリティ:オンデマンド配信なら、現地に行く必要がないので、時間や手間がかからない。
- リピータビリティ:オンデマンド配信により、契約期間内なら、同じコンテンツを何度でも繰り返し見ることができ、学習の上達が見込めます。
これより2022年(昨年)に実施した3つのSEMIチュートリアルの実施報告です。
SEMI S2解説セミナー
2022年8-9月及び、10-11月の期間で実施しました。(受講者数:324名)
半導体製造装置で実現すべき環境・健康・安全(EHS)上の性能基準を提供している広く世界中で採用されているガイドラインです。読むだけでは解かりづらかった内容も、もっと掘り下げてみたかった内容もしっかり理解できる内容です。(詳細はこちら)
講師陣
受講者の業種
受講者の満足度
受講者の生の声
- SEMI S2の解釈に悩む部分について、関連章などを引用してわかりやすい説明があった。
- SEMI S2各項目とも、各ご担当講師の方より、電気回路や機械理論や計算式及び認証審査のNG事例等を交えて具体的にご説明いただき、より詳細に理解することができました。
- 各担当者の方々が実例を含めて内容を説明してくださった点が非常に分かりやすく、実用的だった
- 営業の立場であるが、概要が理解できた
SEMIソフトウェアスタンダード「SECS/GEM」セミナー
2022年8-9月及び、10-11月の期間で実施しました。(受講者数:160名)
半導体製造前工程で必須のSEMI通信スタンダード「SECS/GEM」をスタンダード開発の中心メンバーである講師が、開発や改訂の背景を踏まえて、図を中心に体系的に解説しています。(詳細はこちら)
講師陣
受講者の業種
受講者の満足度
受講者の生の声
- 各通信規格の概要やGEM/SCESの関係性を知る事が出来きた。
- これまでシナリオに載っているストリームファンクションのコマンド体系(SECS2)しか、知らなかったが、何をする規格なのか、それらに関わる通信仕様を体系的に学ぶことができた。
- 社内的に電子媒体での教育資料を配布され、自己学習していたが、不明な点が多数ありわからなかった。しかし本セミナーを受講して講師の声を通して説明を受けたことにより、その不明点が解消され、理解することが出来た。
SEMIソフトウェアスタンダード「GEM300」セミナー
2022年8-9月及び、10-11月の期間で実施しました。(受講者数:107名)
今までの実用化された装置と製造ラインのシステムの経験を基に、300mm装置の自動運用に適用される仕様を機能ごとに規定している通信スタンダードを解説しています。(詳細はこちら)
講師陣
受講者の業種
受講者の満足度
受講者の生の声
- 装置の処理の流れに沿って説明されており、とても分かり易かった。
- GEM300に関連する規格が体系的にまとめられていて、全体像を把握しやすかった。
- コマンド例を交えて、個別説明と全体を通しての説明があり学びやすかった。
今後の実施について
本チュートリアルは、今年も実施する計画(2023年5月実施予定)です。今後の情報(申込案内含む)をご希望の方は、以下よりご登録ください。詳細が決定した際にメールでお知らせいたします。
SEMI ソフトウェアスタンダードSECS/GEMセミナーの最新案内をご希望の方はこちら
SEMI ソフトウェアスタンダードGEM300セミナーの最新案内をご希望の方はこちら
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SEMIスタンダードは、半導体、フラットパネルディスプレイ、LED(Light-Emitting Diode、発光ダイオード)製造、太陽光発電分野などにおけるコンセンサスベースの国際業界自主基準です。部材、製造装置、デバイス(パネル・セル)、検査・評価、各種サービスなど、エレクトロニクス製品製造の源流から最終製品に近い分野まで、広範囲な対象をカバーしていることが特長です。各業界分野の専門家の知見を結集して開発された国際的な仕様・技術標準として広く利用されています。現在、21分野で1,000以上のスタンダードが出版されています。SEMIスタンダード活動に参加して、自社のビジネス、そして業界の発展に貢献してみませんか?
https://www.semi.org/jp/products-services/standards
本件についての問い合わせ及び、SEMI標準化活動にご参加を希望される場合は、以下までお問合せください。
お問い合わせ窓口
SEMIジャパン Standards&EHS部 中條
Email: jstandards@semi.org